小池新党との連携あり前原誠司衆議院議員

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細川珠生政治ジャーナリスト

JapanIn-depth編集部駒嶺明日美

まとめ

民進党離れの原因は、共産党との連携。今後の選挙協力は難しい。

社会保障制度は若い世代への再分配が必要で、財源は消費税増税で賄う。

小池新党とは政策理念が共有できれば、協力する。

8月21日に告示され、9月1日に投開票される民進党代表選への立候補を正式に表明した民進党衆議院議員前原誠司氏を迎え、自身の掲げる政策や、野党として目指すあり方に対する考え方について、政治ジャーナリストの細川珠生氏が話を聞いた。

まず細川氏が、国民の民進党離れを招いた要因は、蓮舫氏の二重国籍問題よりもむしろ共産党との連携ではないかと指摘した。これに対して、前原氏は何のために政治家をやっているのか、何のために政党を作っているのかというと、何らかの政策社会を実現したり、問題を解決したりするためだ。他党との協力ありきになると、まず自分が当選することが大事だと国民に捉えられてしまう。と述べた。

さらに民進党共産党日米安保や消費税増税における基本的な政策の違いに言及して、共産党との協力は難しいとの考えを示した。また、民進党が主体性を取り戻さない限り、安倍さんから民共のレッテルを張られ、中間層、無党派層、穏健な中道保守、穏健なリベラルの票が逃げていく。と危機感を示した。一方で、民進党が主体となって他党と協力する可能性は否定しなかった。

次に細川氏が、前原氏が掲げる尊厳ある生活保障とは具体的にどういうことかと質問すると、前原氏は日本は、再分配前の貧困率と、後の貧困率がほとんど変わらない。なぜなら、若い世代への再分配がほとんど無いから。さらに年金や介護は実質賦課方式で、若い世代から高齢者への所得移転になっており、非正規雇用で働いて給料が少ない人達が高齢者に対して所得移転しなければならない。そうなると結婚も出来ないし希望する数のこどもも持てないという構造問題が生じる。と述べ、若い世代への再分配政策の見直しが重要だとの考えを示した。

また、若い世代への再分配の例として前原氏は、若いカップルが結婚するための結婚一時金の支給、住宅手当の他、0歳から5歳までの就学前教育保育、あるいは高等教育にかかる費用の一部負担、給付型奨学金制度の充実などを挙げた。

そして、民進党の考えるボトムアップ式のAllforAllオールフォーオールみんながみんなのためにと、安倍自民党政権の掲げるトップダウン式のトリクルダウンの考え方の差異を強調した。

細川氏が、民進党の政策構想においては増税で財源を確保することが必要だが、日本においては増税に対する理解を得ることが困難であると述べ、どのくらいの年数を目標に増税を目指すか、と問うと、前原氏は、どのくらいの年数で、どのくらい国民の負担率を上げるかはまだ決めていない。すべてを消費税で賄うかどうかも決めていない。消費税だけではなく、税のべストミックスをしっかり組み立てていかなければいけない。と述べた。

また消費税については、5パーセントから2段階で10にするという社会保障と税の一体改革の考え方自体は大事で踏襲していきたいと思っている。と述べた。また、増税を求めるに当たっては、負担が増えた分で教育や社会保障の充実がどれだけ図られるのかというパッケージを国民に見せて納得してもらうことが必要だという考えを示した。

細川氏が代表選に出るにあたって、どのように憲法改正のことを訴えていくか問うと、前原氏は共産党との関係を気にして、憲法改正の議論は安倍政権の下では行わないという姿勢は国民には理解されない。野党第一党として堂と憲法改正の議論には応ずる。と述べ、憲法改正のための議論を進める考えを示した。

また、前原氏は、権力者を縛る仕組みとしての憲法をどういう風に考えるのか、しっかりと案を出す。9条だけが改正のポイントではないので、多様な条文、章について国民と議論していくとなると年単位で時間がかかる。と述べ、憲法改正草案を策定する考えを明らかにした。

最後に都民ファーストの会日本ファーストの会との連携については、もともと私も小池さんも日本新党出身で、考え方は全く異なるとは思っていない。ただ20数年経った今の日本の現実をどう捉えて、何をするために国政に出ようとしているのか、そこの考え方はしっかり見定める。そして、我も切磋琢磨できるような党でありたいと、またその再生の先頭に立ちたい。政策理念の共有ができれば、協力する可能性もある。と述べ、今後の連携に含みを持たせた。

この記事は、ラジオ日本細川珠生のモーニングトーク2017年8月12日放送の内容を要約したものです

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