健康之雑談帖(その33)―加齢臭対策の傾向

さてわたくしは、度々申し上げている様に、還暦リーチの立派なぢぢい。ぢぢいの例にもれず、最近加齢臭が自分でも気になる様に。尤も以前から、カミサンや豚女からは、体臭の事はあれこれと指摘されて、否応なしに自覚を迫られておりまして。成程、確かに夏場の暑い時に大汗をかいて、汗を拭ったタオルは、加齢臭がプンプン。我ながら情けないなあ、と思っていたら、最近衝撃的な事実が。

ちょうど暑くなりだした6月下旬の某日、通勤途中の電車の中で例によって例の如く、鼻から提灯を足して居眠りをぶっこいていて、目的地近くで目を覚ますと、加齢臭がプンと鼻に付きまして。や、人の事は言えないけれど、ちったあ身だしなみに気を遣えば良いのに、と見えない中年のをっさん相手にぶつくさ心の中でつぶやく事が何回か。

所がそうした事が2、3度あった某日、いつも以上にきつい加齢臭におやおや、と思ってみて辺りを見回すとこは如何に。周りには(終点近くだったので)人は誰もいない。首の後ろにびっしょり汗をかいていて、尚且つ加齢臭は依然として臭ってくる。臭いの発生源が自分である、という事に気が付く迄一瞬の間がありましたが、気が付いてみて愕然。なんてこったい。

これは何等かの対策を施さないといけないな、と思っていたら、こんな記事が。

<引用開始>

男性のニオイ対策、「直塗り」が人気化のワケ 毛の多い男性でもしっかり塗り込める

初夏以降に店頭で目立ち始めるデオドラントやフレグランス商品。制汗剤やコロンなど、体に直接つけるものだけでなく、近年ではさらに衣類の洗剤(柔軟剤)に香る機能をもたせたものなど、種類や用途の拡大が顕著だ。その中でも特に活況を呈しているのが、男性向けのデオドラント商品。近年、「スメハラ」という言葉で代表されるように、オフィスでの“ニオイ”に対する意識が高まっている。不快な臭気としては、きつすぎる香水なども含まれるだろうが、多くの人が「スメハラ」として挙げるのは体臭のようだ。男性向け商品が伸びているということは、自ら気にする男性が増えてきたということだろう。

男性の体臭は今も昔もそう大きくは変わっていないと思うが、なぜ、最近になって急に注目されるようになったのだろうか。男性用化粧品のメーカーとして知られ、デオドラント製品にも力を入れているマンダムでは、「2011年の夏、震災の影響による節電の風潮で、オフィスで汗をかくシーンが多くなったことがきっかけ」(マンダム広報部主任奥啓輔氏)と分析する。

◆タバコが消えたことで「体臭」が目立つように

また大きな流れで見れば、女性の社会進出も、職場の“ニオイ”意識の高まりに関与する。一般的に男性より女性のほうが嗅覚が敏感であるためだ。オフィスの禁煙化も挙げられる。臭気の点で“ライバル”であるタバコが消えたことで、体臭の存在が目立つようになった。そのほか若い世代を中心とした美容意識の高まりなど、さまざまな理由がある。そこでマンダムでは、2004年から日本人男性の体臭の基盤研究を始め、現在はCSRの一環として「においケアセミナー」を開設するなど、体臭問題に長く取り組んできた。同社のセミナーは2014年のスタートから2017年6月時点で累計50社以上、約2500人が受講するほどになっている。言ってみれば、同社は“ニオイケア意識の高まり“を牽引する存在なのだ。

「メンズコスメティックス全体を見ると、デオドラント剤を中心としたボディケアの商品市場は2012〜2016年の5年で約1.3倍に伸長しています。その中でも、急に伸びてきているのが“直(じか)塗りデオドラント”というカテゴリー。2017年4〜6月の実績は前年比+51%と、非常に好調です」(奥氏)ここで、デオドラント商品の主なタイプを紹介しておく。一般的によく知られているのが、スプレータイプだろう。そのほかウェットティッシュのようなペーパータイプや、手に取って塗り込むクリームやジェル状のものもある。上に挙げたのは主に体用だが、足専用のものもある。また、制汗剤ではないが、ボディソープやシャンプーにニオイケアの機能を持たせた商品も出てきている。

最近特に伸びているのが、直塗りタイプ。脇など気になるところに直接塗り込む制汗剤だ。スティック状、ロールオンなど各種あるが、このタイプに属する商品はマンダム以外にも資生堂花王ロート製薬など、各社とも取りそろえている。マンダムでは直塗りタイプとしては、男性用ボディケアブランドの「ギャツビー」からスティック、ロールオンなどを発売している。

「直塗りは、“より高い防臭効果を求める人”が購入する傾向にあります。現在はまだ若い人の購入率は低く、30歳以上の人が購買層としては厚くなっています」(奥氏)商品の特徴は、制汗成分を同社従来比で最大量を配合したことと、殺菌成分が汗で流れにくい、密着度の高い処方であることだ。ニオイは、汗・皮脂などを皮膚の常在菌が代謝することで発生する。ニオイのもとのひとつである、汗そのものの抑制はデオドラントケアの基本となる。

◆新しい形状のスプレーも登場

またより多様なニーズに対応し、同じシリーズで数種類の形状を用意していることも特徴と言える。ロールオンは広範囲に素早く塗ることができ、手軽なのが特徴だ。ビッグボールは「毛の多い男性の脇でも、しっかりと薬剤を塗り込める」(奥氏)形状なのだという。一方スティックは、パウダーを配合しているのでサラッとしたつけ心地で、塗った後にすぐ服を着ることができる。また、「直接肌につけるのがイヤ」という人のために、スプレーのノズルが上を向いた「ショット」という新しい形状を開発。手首をひねらなくても脇の下にスプレーすることができる。

さて、最近になって急に伸びてきているこの「直塗りタイプ」だが、なんと前世紀から先行しているメーカーがあった。直塗り制汗剤「デオナチュレ」を発売しているシービックだ。1961年にPUマーケティング部部長西村裕美子氏)

正確に言えば、肌に直接塗るロールオンタイプの商品はそれ以前にも国内で販売されていたそうだが、薬剤自体を直接押し当てて塗りつける商品を発売したのは同社が初めてという。「直塗り」という言葉を使っての訴求も、同社が先駆けだ。女性用のデオナチュレを1999年に、男性用の「男デオナチュレ」を2000年に発売した。

◆効果が長時間続く、1本を1年程度使える

このデオナチュレの元祖は「デオナチュレクリスタルストーン」という商品名で発売されているもので、天然の制汗・殺菌成分であるアルム石(ミョウバン)100%から製造されている。直接塗る、天然成分100%という特徴がユニークということで、発売当時、高い反響があった。表面を水で湿らせてから塗るタイプなので、やや手間がかかるが、効果が長時間続くことと、1本を1年程度使えることなどがメリットで、発売当初から使い続けている愛用者もいるという。「ロイヤルユーザーのお客様は、シャワー後の濡れた肌にすぐつけるというふうに工夫していらっしゃるようです」(西村氏)

水で湿らさずに使えるタイプを2002年に発売し、現在「デオナチュレソフトストーンW」として販売している。アルム石100%ではないが、手軽に使えることで売り上げを伸ばした。「デオナチュレ」シリーズ全体の売り上げを見ると、2016年は2008年に比べて女性用は約3倍、男性用は約12倍に伸長している。なお、売り上げの伸びは、クリームやジェルタイプ、パウダー、足用商品などと、シリーズラインナップを増やしてきたこととも関係している。「当社はあまり広告宣伝をしないのですが、特にデオナチュレについてはクチコミで伸びた商品だと感じています。また、男性のクチコミ力は女性に比べて低いものですが、デオナチュレでは、ウェブ通販のクチコミ欄などで男性の投稿も多いように思います」(西村氏)

クチコミで急激に売り上げが伸びた理由として、「汗やニオイについては、つけたとき効果が明らかに実感できる」からではないかと分析している。また興味深いのが「デオナチュレは代理購買が多い」(西村氏)という購入傾向だ。本人でなく、女性が家族に買っていくパターンが多いらしい。ニオイは自覚することがなかなか難しい。また、こうした話については、恥部を見つめるがごとき居心地悪さを感じ、問題を直視できない男性も多いだろう。意識の高さが、行動に直接結び付かない場合もある。「男がにおって何が悪い」という開き直り型もいるかもしれない。

「ニオイの問題で難しいのは、自分で気づきにくいことと、周囲からは指摘しにくいこと。ただ、社会的な意識が高まることによって、差別意識が生じたり、本人がいたたまれない思いをするようなことになるのは、避けなければなりません」(マンダム奥氏)「自分がにおっているのではという不安が、ストレスとして汗腺を刺激し、かえってイヤなニオイを発してしまうことがあります」(シービック西村氏)

男性と女性のニオイのメカニズムは、基本的にはあまり変わらない。男性のほうがより目立つのは、汗や皮脂の多さによるものだろう。「誰でもにおう可能性がある」という前提で、男女ともに身だしなみのひとつとして心掛けていく時代となりそうだ。結果として、デオドラントの市場は今後も多様化、活発化していくと思われる。中でもマンダムが大きな期待をかけているのが「ミドル脂臭」ケア商品だ。マンダムの研究によって明らかになったニオイで、30歳後半から40代後半にかけて強くなる「使い古した油のようなニオイ」だそうだ。加齢臭が胸や背中から発するのに対し、ミドル脂臭は主に頭部、首の後ろから発生するという違いがある。マンダムの研究では「女性が不快と感じやすい」という。

◆5人に1人が「脇毛が濃い」と思っている

シービックでは、男性用のデオナチュレシリーズから「体毛の濃さ」に着目したジェルタイプの商品を発売。「脇毛があって塗りにくい」「制汗剤が肌まで届かないのではないか」という不安に応えた。「弊社の調査で、男性の5人に1人が、“自分は脇毛が濃い”と思っていること、“体毛が濃いと体臭も強いのではないか”と感じていることが明らかになりました」(西村氏)ダイヤルを回転させると溝からジェルが押し出されてくる仕組みで、直塗りの手軽さはそのまま、しっかりと吸着することが特徴だ。

「汗、ニオイの対策方法はシャンプーやボディソープ、柔軟剤など、さまざまなカテゴリーで増えてきています。使用感の好みなども個々で異なりますので、特に男性の市場は今後も拡大が期待されます」(西村氏)今後のデオドラントに対する意識として、いくつかポイントとなる事項に気づいた。まず、「デオドラントケアをいつ、どこで行うか」は大きいのではないだろうか。

女性の更衣室やトイレで、「シューッ」という制汗剤の音と霧が周辺に満ちる光景が思い浮かぶ。しかしトイレなどで化粧をする習慣のある女性に比べ、男性は人前で身繕いをするのには抵抗があるのではないだろうか。「ペーパーで腕や首を拭くのはオフィスでもできますが、脇に塗るタイプは服をはだける必要があるので、朝、自宅を出る前やトイレの個室で使う人が多いのではないでしょうか」(奥氏)

この体臭をケアする商品として、メンズコスメブランド「ルシード」より、殺菌成分配合のシャンプーやコンディショナー、ボディソープをラインナップしている。950〜1450円と、この手の商品としては高いが、2014年の2月発売以降、売れ行きが伸びている。

◆スプレータイプは音や香りが「恥ずかしい」

また、西村氏によると、女性でも最近は「人前でニオイケアをするのは恥ずかしい」という声が出てきているという。スプレータイプのものを「音や香り、霧などで周囲に迷惑をかけてしまう」と敬遠する傾向があり、直塗りタイプの人気を後押ししているようだ。

ひとつには、スマートに使えるという商品に対するニーズが挙げられる。また男女ともに、「身だしなみスペース」の設置などインフラ面の整備も検討できるだろう。また香水はもともとニオイケアだが、ファッションやアートとともに発達してきたためか、今は高級、スタイリッシュというイメージが強い。「ニオイケアはカッコいい」というイメージが定着すれば、体臭に感じる恥ずかしさも軽くなる。シービックのある男性社員は、ウイークデーと週末で商品を使い分けしているという。案外、凝り性の傾向が強い男性たちが、今後「ニオイケア文化」のようなものを発展させていくのかもしれない。

<引用終了>

出典Web:http://toyokeizai.net/articles/print/183229

わたくしは昨年来、「男の匂いに利く」という触れ込みの、某デオウというボディシャンプーを使っているのですが、どうも効果は薄い様で(泣)。只、暑い時期に使うクール・ジェルを風呂上り前に塗ってシャワーで洗い流した後は、臭いという家族からの批判を浴びる事もなく。また、臭い消しの点では、デオウよりも薬用ミューズで洗った方が効果があるようなので、少し値段が高いのではありますが(ケチ)、バスサイズの薬用ミューズ石鹸を買って来て、デオウと交互に使って、身体を洗って居ります。

薬用ミューズとデオウを併用するようになってから、汗をかいて冷房の利いた電車に乗って、居眠りをこいても目を覚ました時に自分の加齢臭がプンと鼻を付く、という事がなくなった様なので、効果はある様ですが、ぢぢいは兎角肩身が狭い世の中でありますねえ。嗚呼……